Vol. 13 音大生こそITベンチャーで働くべき3つの理由
弊社にアルバイトで来てくれている音大生と話していて、「音楽を専門にやる学生こそITベンチャーで働くべき(アルバイト)だよなあ」と思ったので、その理由を考えてみた。
1. 音大生以外の知り合いが増える
音楽関係者のコミュニティは、とても狭い世界である。知り合いの音大生たちに聞くと、大学近くの飲食店でアルバイトをしていたり、演奏派遣のアルバイトしている学生多いようだ。つまり、アルバイト先にも音楽関係者が多い。
良い音楽をするには、新しい刺激や多様な考え方を知ることも欠かせない。それには旅に出る、本を読むなどあるが、さまざまな人に出会うことが一番良いのではないだろうか。
また、社会に出れば、一人では何も出来ないことを痛感することになる。そんな時に、自分が持っていないスキルや経験を持った仲間は貴重である。
ITベンチャーのような比較的小さな企業は、メンバーが若いことが多い。さまざまな学生アルバイトがいる。ベンチャー企業同士の横のつながりもあるし、良くも悪くも出入りも多く、いやでも多くの人に知り合うことができる。
ここでの知り合いは、将来コンサートに来てくれるお客さんになるかもしれない。
2. セルフプロモーション術を学べる
僕の知り合いのミュージシャンは、SNSを駆使し十分な集客を行っているが、彼いわく「音楽活動の半分はプロモーション」とのことだ。音楽家には、良い音楽を創る力はもちろんだけど、それを人に伝えていく力も必要なのだ。
一方ITベンチャーは、資金の多い大企業と違い、泥臭く集客を行っていく。チラシ配りは当たり前、SNSもどんどん活用していく。
セルフプロモーションしよう!といきなり思っても、何をしたら良いか分からない人がほとんどだろう。ITベンチャーなら、そのノウハウを学べる可能性も大きい。
3. 数値感覚がつかめる
セルフプロモーションに関係する話だが、すべての活動には「数字」がつきものだ。
例えば、効果的にコンサートの集客のためにチラシを撒くことを考えてみると、
- チラシを撒いた数
- チラシを手にしてくれた人数
- チラシを見てくれた人数
- チラシを見てコンサートに来てくれた人数
- チラシを作成するのにかかった費用
などを測定し、各数値を最適化していくことになる。ただ撒いて終わり、ではない。「どういう人を集客したいのか?」「撒いた先の効果はどのくらいか?」など仮説を立て、実行、検証、改善、いわゆるPDCAを繰り返していく。
ITベンチャーは、数字をゴリゴリ見て、PDCAサイクルを作り上げていく。数字を読む力を身につけるには、実務を通じて学ぶのが一番の近道だろう。
(もう一つ) プログラミングを学べる(かもしれない)
2020年から小学生のプログラミング教育化が必修とされることが決まっている。これが意味するのは、四則演算や常用漢字が読めるのと同じぐらいに、プログラミングができることが当たり前になるということだ。
僕は、音楽とプログラミングの相性はとても良いと思っている。プログラムが書けて音楽やっている人には、大人になってからDTM経由で本格的にプログラミングを学んだという人も多い。
私見だけど、ある程度までのプログラミング力は誰でも身につけられる。実務レベルにはもう一歩努力が必要だけど、そのきっかけぐらいは早いうちに学んでおくのが良いだろう。
ITベンチャーは、どこもプログラマー不足である。Progate などでプログラミングの基礎を学んでさえいれば、早く現場に投入される可能性は高い。先にも書いたけど実務を通じた経験が、もっとも大きい学びになる。
まとめ
アルバイトの音大生が「音楽家とベンチャー経営者って似てますよね」と言っていた。まさにその通り。
ここまでメリットばかり書いてきたけど、アルバイトと言えど戦力として期待されることは言うまでもない。ベンチャーでは、コミット力と言われる。 ベンチャーは日々戦いである。アルバイトと言えど責任を持って結果を出すぞ!という心意気があれば学びは大きくなるし、なければ放っておかれるだけだ。
そのあたりを踏まえた上で、音楽とITで何かしてやりたい!という音大生がいれば、ぜひ弊社のアルバイトに応募してみてほしい。マーケティングやプログラマーとしてまだ1〜2名探している。ひとまず話だけでもOK。